ストーリー
story

神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)。普段は強面風な川崎は、やんちゃで人情味の厚い男。そんな川崎が現場で木と向き合えば、職人気質なオーラを放つ。しっかり者の女房・美沙希(飯島直子)と年頃の娘・柑奈(山口まゆ)と共に幸せに暮らす川崎だが、そこは男!好みの女性には少々弱い。いつものように弟子の入江たちと現場で仕事に励んでいるところに川崎が無視できない保険会社の営業ウーマンが通りかかる。彼女の名前は池田芽衣(広末涼子)。独身だと思っていた芽衣には、龍生(潤浩)という名の息子が一人。シングルマザーだった。父親を知らずに育った少年・龍生が気になる川崎。俺が男にしてやる!とばかりに、川崎の血が騒ぐ。半ば強引な川崎になかなか懐かない龍生だったが、徐々に男同士の触れ合いができるまで心を開いていく。そんな折、川崎はこの親子に家を作ろうと思い立つのだが、そんな父親の様子にどうも納得がいかない、娘と妻と信吾の一番弟子の高史(瑛太)。しかし周りの不穏な空気も気にせず、家づくりに没頭する川崎の前に、突如龍生の父と名乗る男が現れて・・・。
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限りなく優しくあり続けることとはどういうことなのか?
年を重ねるごとに考えさせられることですが、それがこの映画のテーマでもあります。優しさのエネルギーで人を包むことは、とても難しいこと。この映画の主人公・川崎信吾は、周りで起こる全てのことを受け入れていくのだけれど、怒りのエネルギーはどこにも存在しない。世間や周りの人たちにどう思われようとも、純粋無垢に優しさだけを注いでいくんです。そんな主人公を演じて、「優しくて何が悪いんだ!」という川崎信吾の生き方に感銘を受けました。そして、「優しさ」をテーマにした作品だったこともあり、これまで経験してきたどんな現場よりも、現場は愛に満ちていて幸せでした。そんな主人公から受けた感銘、本作の現場で受けた印象をそのまま詩に投入できました。そして、川崎信吾が持ちえない怒りのエネルギーを彼はどこで消化させていたのかと考えていくと、龍生との関係が全ての怒りを溶かしていっているのだろうなと思えたし、それを信吾は最初から知っていたのだと思えました。そんな素敵な関係性をそのまま楽曲で表現したいと思ったのです。撮影現場の後半には既に僕の中で音が聞こえていて、それはキラキラしたアコースティックの音でした。だから、そのイメージ通りのものを頭で理屈に変換しないで、創作していきました。誰もが人との関係性は永遠ではないということを知っているからこそ、今という優しさが切ないのだということなんです。自分が一番この歌を聞いて癒されたかった。